「walk in closet」

ゲイの友達と喋っているときに、「そっちの人たちは…」と言ってしまうことがある。一応周囲を気にして、彼が同性愛者であることを隣のテーブルの人たちに気づかれないように伏せて言ったつもりなのだけれど、僕はどこかでその友人たちのことを、自分とは違う「そっち側にいる人」だと思っているのだろうか。そして「伏せる」ってなんだ。まったくそんなつもりはないのに「そっち」という言葉を選んでしまった自分がいた。それは、この台本に取り組んでいるときもそうで、書きながら自分の中にある小さな差別心みたいなものをたくさん見つけてしまった。 iakuの演劇は、ディスカッション劇の一面も有しているのだけれど、セクシャル・マイノリティを議題にしても実は議論のしようがない。それは、初稿を書き上げてから気づいた。僕はその程度の認識で書き始めてしまったようだ。そして、稽古が進んでいく中で、作品の本質がそこではないことにも気づかされた。間違いだらけだ。作品づくりは、間違いに気づいて、それを問い直す作業の繰り返しかもしれない。明日に向けて、再演に向けて、また問い直していきたい。(当日パンフレットより)

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あらすじ

もう10月になろうとしているのに、この数週間は季節外れの台風や、停滞前線の影響で強い雨を伴った不安定な天気が続き、香茨も土砂崩落や河川氾濫への警戒が強まっている。  そんなある秋の日曜日。藤倉家のリビング。今日は曇りの予報だったのに、昼過ぎから強い雨が降ってきた。父・利弘(や乃えいじ)は災害対策の話し合いで自治会会合に、息子・政次(池之上頼嗣)は朝からバイトに出ている。母・清美(林英世)は隣人の椿本婦人(岸本奈津枝)を招いてお茶をしている。世間話の中で、椿本が政次のバイト先の店長・平良(福谷圭祐)が「オネエ」だという噂があると言い出した。清美は平良に何度も会っているので、その噂話を笑い飛ばしていたが、少し気にかかっていることがある。以前、政次の部屋のクローゼットで見つけた同性愛者向けのDVD。友達のいたずらかもしれないし、ふざけて持っているだけかもしれない。このことはまだ政次には聞けてない。


劇団大阪 第80回本公演
「walk in closet」

日程・会場
2017年6月2日(金)〜4日(日) 大阪 谷町劇場

演出 小原延之
 
出演
名取由美子A/津田ひろこB
大西哲史
清原正次
篠原康浩A/松下和馬B
山田百合香(劇的☆ジャンク堂)
なかたさゆりA/山内佳子B
上田啓輔

 


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「walk in closet」

日程・会場 
2015年11月13日(金)~11月16日(月) アイホール(伊丹市立演劇ホール)
2015年11月20日(金)~22日(日) 吉祥寺シアター

作 横山拓也
演出 上田一軒

出演
林英世
池之上頼嗣(劇団ひまわり)
や乃えいじ(PM/飛ぶ教室)
岸本奈津枝
緒方晋(The Stone Age)
橋爪未萠里(劇団赤鬼)
福谷圭祐(匿名劇壇)

スタッフ
舞台監督:青野守浩〈兵庫公演〉、河村都(CQ)〈東京公演〉
照明:葛西健一
音響:三宅住絵(Quantum Leap*)
舞台美術:柴田隆弘
演出助手:鎌江文子
稽古場レポート:田中浩之
宣伝写真・舞台写真:堀川高志(kutowans studio)
宣伝美術・WEBデザイン:下元浩人(81 EIGHTY ONE)
制作:笠原希(iaku/ライトアイ)
提携:アイホール〈兵庫公演〉
協力:公益財団法人武蔵野文化事業団〈東京公演〉
助成:アサヒグループ芸術文化財団、芸術文化振興基金助成事業
企画・製作:iaku

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