次回公演
はぐらかしたり、もてなしたり

作・演出横山拓也

次回公演はぐらかしたり、もてなしたり

next stage

ごあいさつ

前回2023年秋のiaku『モモンバのくくり罠』以降、起筆順で、世田谷パブリックシアター『う蝕』、シス・カンパニー『やなぎにツバメは』、パルコプロデュース『ワタシタチはモノガタリ』、可児市のala collectionシリーズ『ハハキのアミュレット』(今秋上演)と執筆を続けきて、ようやくiaku『はぐらかしたり、もてなしたり』に突入しました。あらためて、書くという作業はなかなか難儀でして、作品ごとにお題をもらったり、条件があったり、自分自身でチャレンジを設定したり、あと、年に1回は短編小説を発表する機会をつくってもらったり、飽きないような工夫をしています。『はぐらかしたり、もてなしたり』は、ここまで休まず書き続け、すっからかんになった僕が「楽しむこと」をガソリンにして書いていますので、とても勢いがあります。笑いながら全力疾走している人を想像してみてください。そんな危険な感じです。ですが、僕は性分が「ちゃんとしている」人ですし(自分で言う)、「本活動の企画意図および目標」はしっかりとありますので、勢い任せの意味不明なものにはなりません。ちゃんとしたものを書いています。
20〜40代の未婚者の7割に恋人がいない時代だそうです。「それでもドラマに恋愛は必要なのか?」と思ってしまいますが、むしろ、恋愛はフィクションとして楽しむモノという人が多いのかもしれません。「推し活」なんかもたぶんそういうことなのでしょうね。拙作でも、滑稽な色恋沙汰や、身につまされるような片想い、哀れな大人の失恋など、様々な「恋愛あるある」を描いてきたような気がしますが、今回、さらに掘り下げて、もっとザラザラした手触り、ギラギラした想いにフィーチャーしてみます。大胆にも「ラブコメディ」と銘打ち、これまでのiakuと少し違うアプローチで新奇な作品をお届けしたいと思います。どうぞご期待ください。

横山拓也

イントロダクション

妻が2年ぶりに帰ってきた。ほとんど何も言わずに出ていった彼女。若い頃に良くしてくれた上司が大病を患ったと知り、その最期をお世話して、見届けてきたという。もうこの家には帰ってこないと思っていた。こちらも2年の間に色々とあって、その色々について話さなくてはならない。たとえば、猫のことや、家のこと。そして、愛のことも。
昨年から今年にかけて、第27回鶴屋南北戯曲賞、第59回紀伊國屋演劇賞(個人賞)を受賞した横山拓也が、これまでのiakuとは一風変わった趣向で作劇し、「愛情」の本質に迫る。

cast

  • 瓜生和成

    瓜生和成(小松台東)

    1970 年生まれ、千葉県出身。劇団小松台東 所属。近年の主な出演作品は、【舞台】『ソファー』『デンギョー!』『シャンドレ』等(小松台東)『熱風』(Nana produce/寺十吾演出)『売春捜査官』(テッコウショ/内谷正文演出)『あつい胸さわぎ』(iaku/横山拓也演出)『コメンテーターズ』(ラッパ屋/鈴木聡演出)『ゼブラ』(ONEOR8/田村孝裕演出) 【ドラマ】『ホンノウスイッチ』『晩餐ブルース』『大病院占拠』『特捜 9』 【映画】『逃走』(足立正生監督)『高野豆腐店の春』(三原光尋監督)『恋い焦がれ歌え』 ( 熊坂出監督 )『ミッドナイトスワン』(内田英治監督)など

  • 近藤フク

    近藤フク(ペンギンプルペイルパイルズ)

    1982年生まれ。福井県出身。立命館大学在学中に舞台演技に触れ、2004年上京。ENBUゼミナールで舞台演技を学ぶ。卒業後KERA・MAPや東京タンバリンなどの舞台に出演し、2006年にENBUゼミナールの講師でもあった倉持裕が主宰する劇団ペンギンプルペイルパイルズに出演。2008年に劇団員となる。以降劇団公演以外にも、舞台・CM・ドラマ・映画等出演多数。 iakuには『粛々と運針』、『逢いにいくの、雨だけど』、リーディング『車窓から、世界の』、『流れんな』に続き、5作品目の出演となる。

  • 異儀田夏葉

    異儀田夏葉

    1981年生まれ。広島県出身。早稲田大学卒業後OL時代を経てフリーの俳優として活動。劇団KAKUTAに10年間在籍ののち2022年退団。近年の主な出演作品に【舞台】EPOCH MAN『我ら宇宙の塵』、オフィスコットーネ『磁界』、ONEOR8『かれこれ、これから』、iaku『逢いにいくの、雨だけど』、『流れんな』【ドラマ】NHK『光る君へ』『おかえりモネ』『麒麟がくる』TX『ディアマイベイビー』『夫の家庭を壊すまで』等。主演短編映画『お願いだから唱えてよ』(佐島由昭監督)にて第2回SAITAMAなんとか映画祭にて俳優賞受賞。

  • 竹田モモコ

    竹田モモコ(ばぶれるりぐる)

    1981年生まれ。高知県出身。2008年「売込隊ビーム」に入団し、役者として活動を始める。2018年に演劇ユニット「ばぶれるりぐる」を旗揚げ。主宰、作家を務める。出身地の方言である「幡多(はた)弁」を使用したお芝居を発表し続け、俳優としても出演している。2020年『二十一時、宝来館』で関西演劇祭ベスト脚本賞受賞。同年、『いびしない愛』で第26回劇作家協会新人戯曲賞受賞。2022年『他人』で日本の劇戯曲賞最優秀賞受賞。『川にはとうぜんはしがある』で令和6年度大阪文化祭奨励賞受賞。

  • 富川一人

    富川一人(劇団はえぎわ)

    1983年生まれ。富山県出身。2011年に劇団「はえぎわ」の劇団員となり、舞台、映像と幅広く活躍する。近年の主な出演作品に、【ドラマ】『新空港占拠』、『RoOT』【映画】『母と牛と』(山西竜也監督)、『鳥を導く』(尾崎健監督)【舞台】はえぎわ『幸子というんだほんとはね』(作/演出:ノゾエ征爾)、ONEOR8『かれこれ、これらから』(作/演出:田村孝裕)などがある。11月、ザ・スズナリにて、ぱぷりか新作公演『try(仮)』の出演が控える。

  • 井上拓哉

    井上拓哉

    1995年生まれ。兵庫県出身。関西発の劇団、「劇団Patch」1期生として役者デビュー。NHK連続テレビ小説『おちょやん』(2021年)やNHK ドラマ10『ディア・ペイシェント~絆のカルテ』(2020年)にレギュラー出演。2025年7月4日公開映画『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』出演。近年主な出演作は【ドラマ】BS 時代劇『あきない世傳 金と銀2』(2025年)『おむすび』(2025年)『虎に翼』(2024年)、【舞台】オフィスコットーネプロデュース『磁界』(2023年)羽原組『DOWNTOWN STORY』(2022年)など。

  • 高橋紗良

    高橋紗良

    1998年生まれ、千葉県出身。2012年に劇団ハーベストの初期メンバーとして活動し2019年に卒団。以降も舞台を中心に活躍。近年の主な出演作品に【舞台】『月刊「根本宗子」第15号「紛れもなく、私が真ん中の日」』、『ラフカット2019』、プレオム劇『ギラギラの月』、エヌオーフォー『abc赤坂ビーンズクラブ-side2.3-』、『ダブルブッキング-2023-.2nd』など。執筆活動も精力的に取り組み『abc赤坂ビーンズクラブ-side3-』では脚本協力。また、昨年は(株)えんぶが主催する「えんぶスポットライト」でグランプリを受賞した。

  • 小林さやか

    小林さやか(トローチ)

    1970年生まれ。北海道出身。青年座研究所を経て1992年に劇団青年座へ入座、2023年退座。舞台のほかにも、ドラマなどの映像作品や海外ドラマ・アニメの吹替えなど幅広く活動。また2014年に演劇ユニット「トローチ」を結成。近年の主な出演作品に【舞台】トローチ『夜明けのジルバ〜マンガ喫茶殺人事件〜』、モダンスイマーズ『雨とベンツと国道と私』、HIGHcolors『或る、かぎり』、【TV】アニメ『サザエさん』(波野タイコ・堀川・西原役)など。

schedule

東京 6月27日(金)〜7月6日(日)

tokyo

東京公演スケジュール

※開演の45分前受付開始、30分前開場
※★視覚に障がいのある方への鑑賞サポートあり
※☆聴覚に障がいのある方への鑑賞サポートあり
アフタートークあり アフタートークあり

access

シアタートラム

〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-1-1
Tel 03-5432-1526
三軒茶屋駅[東急田園都市線(渋谷より 2 駅・5 分)・世田谷線]より直結
https://setagaya-pt.jp/

ticket

【発売日】
5/8(木)世田谷パブリックシアター友の会先行
5/9(金)せたがやアーツカード先行
5/10(土)一般発売

【料金】全席指定
一般前売 │ 5,500円 当日 6,000円
世田谷パブリックシアター友の会割引 │ 前売5,000円(前売のみ取扱)
せたがやアーツカード │ 前売5,300円(前売のみ取扱)
※「せたがやアーツカード」に要事前登録。(世田谷区在住の方対象)
U-30(30歳以下) │ 前売・当日共3,500円
高校生以下 │ 前売・当日共1,100円

※「U-30」及び「高校生以下」は当日年齢を確認できるものを提示
※未就学児入場不可

【購入】
<世田谷パブリックシアターチケットセンター>
Tel 03-5432-1515(電話・窓口:10:00~19:00)
https://setagaya-pt.jp/
※発売初日は電話・オンラインのみ

〈チケットぴあ〉
https://w.pia.jp/t/iaku/
<Pコード : 533-899>
セブンイレブン店舗

〈イープラス〉
https://eplus.jp/iaku/
ファミリーマート店舗

〈ローソンチケット〉
https://l-tike.com/iaku/
<Lコード 33868>
ローソン、ミニストップ店内Loppi

〈演劇最強論ing〉
https://www.engekisaikyoron.net/

contactお問合わせ

公演に関するお問合せ
iaku contact@iaku.jp Tel 080-9759-2383

チケットに関するお問合せ
サンライズインフォメーション
Tel 0570-00-3337(平日 12:00〜15:00)

大阪 7月12日(土)〜13日(日)

osaka

大阪公演スケジュール

※開演の45分前受付開始、30分前開場
※★アフタートークあり ゲスト:上田一軒
※12日(土)14時の回 聴覚に障がいのある方への鑑賞サポートあり
※13日(日)14時の回 視覚に障がいのある方への鑑賞サポートあり

access

吹田市文化会館
メイシアター 中ホール

〒564-0041 吹田市泉町2丁目29番1号
Tel 06-6386-6333(9:00〜18:30)
阪急吹田駅西口改札前すぐJR吹田駅より徒歩約15分
※駐車場はございませんので電車・バスなどをご利用ください

https://www.maytheater.jp/

ticket

【発売日】
5/10(土)一般発売

【料金】日時指定・自由席
一般 │ 前売 4,500円/当日 5,000円
U-30 │ 前売・当日共:3,500円
大学生以下 │ 前売・当日共:1,100円

※メイシアターメイトは1割引
※「U-30」及び「大学生以下」は当日年齢を確認できるものを提示
※未就学児入場不可

【購入】
〈メイシアタープレイガイド窓口〉
Tel 06-6386-6333(9:00~18:30)

〈メイシアターインターネットチケット〉
https://maytheater.growone.net/
eticket/topPage/
(24時間受付)

〈チケットぴあ〉
https://w.pia.jp/t/iaku/
<Pコード : 533-879>
セブンイレブン店舗

〈イープラス〉
https://eplus.jp/iaku/
ファミリーマート店舗

〈ローソンチケット〉
https://l-tike.com/iaku/
<Lコード 51332>
ローソン、ミニストップ店内Loppi

〈演劇最強論ing〉
https://www.engekisaikyoron.net/

contactお問合わせ

公演に関するお問合せ
iaku contact@iaku.jp Tel 080-9759-2383

チケットに関するお問合せ
サンライズインフォメーション
Tel 0570-00-3337(平日 12:00〜15:00)

四日市 7月20日(日)

yokkaichi

四日市公演スケジュール

※開演の45分前受付開始、30分前開場
※終演後トークあり ゲスト:関戸哲也(空宙空地 脚本家・演出家・俳優)
※聴覚に障がいのある方への鑑賞サポートあり

access

四日市市文化会館 第2ホール

〒510-0075 三重県四日市市安島2丁目5-3
Tel 059-354-4501
(9:00〜19:00 休館日除く)
休館日:第2以外の月曜日 (祝日の場合は翌平日)
近鉄四日市駅またはあすなろう四日市駅から徒歩10分
https://yonbun.com/

ticket

【発売日】
一般販売(WEB・電話予約) 5月10日(土)10:00
窓口販売(三浜文化会館でも販売) 5月11日(日)9:00

【料金】全席指定・税込
一般 │ 4,000円
U-22 │ 2,000円

※「U-22(22歳以下対象)」は当日年齢を確認できるものを提示
※未就学児入場不可

【購入】
<よんぶんネット>
https://yonbun.com/ticket-purchase

〈四日市市文化会館〉
Tel 059-354-4501(9:00〜19:00 休館日除く)

〈チケットぴあ〉
https://t.pia.jp/
<Pコード : 533-592>
セブンイレブン店舗

contactお問合わせ

四日市市文化会館
Tel 059-354-4501(9:00〜19:00 休館日除く)

豊橋 8月2日(土)〜3日(日)

toyohashi

豊橋公演スケジュール

※開場は開演の30分前
※★終演後トークあり
※8月2日(土)14:30の回 聴覚に障がいのある方への鑑賞サポートあり
※8月3日(日)14:30の回 視覚に障がいのある方への鑑賞サポートあり

access

穂の国とよはし芸術劇場PLAT
アートスペース

〒440-0887 愛知県豊橋市西小田原町123
Tel 0532-39-8810(9:00〜20:00)
休館日 毎月第3月曜日(祝日の場合は翌平日)
https://toyohashi-at.jp

ticket

【発売日】
会員先行 5月31日(土)10:00
(プラットフレンズ・豊橋文化振興財団維持会員)

一般発売 6月14日(土)10:00
※各発売日初日はオンライン・電話のみ取扱い
翌日以降残席がある場合は窓口販売あり

【料金】全席指定・税込
一般 │ 4,000円
U-25 │ 2,000円
高校生以下 │ 1,000円

※「マイセレクト4」チケット対象公演
※U25(25歳以下対象)・高校生以下は一般発売日から
プラットチケットセンターにて取扱い
一人1枚・枚数限定・入場時本人確認書類提示
※未就学児入場不可

【購入】
〈プラットチケットセンター〉
オンライン https://toyohashi-at.jp (24時間受付・要事前登録)
電話・窓口 0532-39-3090(10:00〜19:00 休館日除く)

〈チケットぴあ〉
https://t.pia.jp/
<Pコード : 533-689>
セブンイレブン店舗

contactお問合わせ

プラチナチケットセンター
Tel 0532-39-3090(10:00~19:00 休館日除く)

作・演出 : 横山拓也
舞台美術 : 柴田隆弘
照明 : 葛西健一
音楽:山根美和子
音響 : 星野大輔
音響オペ : 堤ゆりえ
衣裳 : 中西瑞美
演出助手:須藤黄英
ドラマトゥルク:上田一軒
演出部:伊藤えりこ
舞台監督 : 青野守浩

宣伝 : 吉田プロモーション
宣伝美術 : 下元浩人(EIGHTY ONE)
宣伝写真 : 井手勇貴
宣伝ヘアメイク:田沢麻利子、高橋のりこ
映像収録 : 堀川高志(kutowans studio)
鑑賞サポートコーディネート:舞台ナビLAMP
アソシエイトプロデューサー:渡辺信也(TBSテレビ)
ラインプロデューサー : 笠原希

東京公演
照明オペ:久津美太地
制作協力:吉乃ルナ、三國谷花、中川拓也、市川羽菜
提携:公益財団法人せたがや文化財団 世田谷パブリックシアター
後援:世田谷区
主催:一般社団法人iaku

大阪公演
制作協力:姫野ねむり、片山知音、小山裕暉、中川拓也
主催:一般社団法人iaku、公益財団法人吹田市文化振興事業団

四日市公演
制作協力:三國谷花
主催:公益財団法人四日市市文化まちづくり財団
助成:公益財団法人三重県文化振興事業団

豊橋公演
制作協力:三國谷花
主催:公益財団法人豊橋文化振興財団
共催:豊橋市

東京・大阪公演助成
文化庁文化芸術振興費補助金
(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))
独立行政法人日本芸術文化振興会