2023.11/24fri~12/10sun
iakuとして2年ぶりの新作公演、『モモンバのくくり罠』。興味を持っていただきありがとうございます。タイトルの〝モモンバ〟は造語です。かつて、鹿や猪や狸など獣肉のことを、〝ももんじ〟と称しました。江戸時代には尾のある獣や毛深い獣が嫌われて、仏教的にも獣肉は禁忌とされていましたが、滋養のための「薬食い」として肉を扱う飲食店を〝ももんじ屋〟と呼びました。〝ももんじ(百々爺)〟という妖怪もいます。それをもじって、「モモンバ」としました。今回は、山中に家を建て、罠猟と畑で半自給自足の生活をする「モモンバ」と揶揄される女性と、その娘がドラマの中心になります。今回の作品のために、女性の猟師さん、猟友会の会長さんにお話を聞かせてもらったのと、出演者の緒方さんが所有する山の中の古民家を取材させてもらいました。舞台上にちゃんと山の空気が立ち上がればいいな、と思っています。公演の時期には秋も深まり、本物の山に行けば紅葉がきれいに見られる頃かもしれませんが、私たちは劇場でお待ちしております。
横山拓也
いわゆるネイチャリストの女性、百原真澄(枝元萌)は、罠猟や農作などを行う自給自足の生活を望み、結婚を機に山中に住居を構えることを夫、百原修(永滝元太郎)に提案。修は真澄に同意し、真澄の望む生活を成り立たせるために一般企業での勤務を続けて経済的な支えとなる。そのうち、夫婦の間に娘、椛[読み・もみじ](祷キララ)が産まれた。椛は幼い頃は真澄と一緒に山での暮らしを当たり前に過ごしていたが、小学校に通いだしてから、同級生の生活との違いに疑問を感じ始め、徐々に原始的な生活を貫こうとする母に反発していく。また、山暮らしがすっかり馴染んだ真澄が周囲から「モモンバ」という愛称で呼ばれていることにも嫌悪感を持つ。そんな折、仕事を理由に別宅で暮らしていた修は、メインの仕事とは別にバーを経営しはじめて、その店長を居酒屋で知り合った女性、並木沙良(橋爪未萠里)に託す。一方、ずっと猟の手伝いをしてくれていた地元のおじさん、小野田健治(緒方晋)は、何かと真澄に世話を焼くことが増えた。この日も、小野田は動物園の若い職員、進藤駿介(八頭司悠友)を連れてきて、真澄の狩猟生活を見学、体験させていた。椛は、高校入学からたびたび父のアパートから通学することが増えていたが、卒業するタイミングで山を降り、父のアパートに居候することに。アルバイトで生計を立てる日々だが、社会に馴染めず、生活は限界となる。そして半年が経ち、いくつかの報告をもって、父と一緒に母の元へ向かうことになった。
枝元萌
1976年生まれ。滋賀県出身。加藤健一事務所俳優教室修了後、劇団『ハイリンド』を結成。女優として舞台、映像で幅広く活動している。近年の主な作品に、<舞台>こまつ座『闇に咲く花』『貧乏物語』、パルコプロデュース『エドモン~シラノドベルジュラックを書いた男』、iaku『あつい胸さわぎ』。<映画>『こんにちは、母さん』(山田洋次監督) <wowow>『鵜頭川村事件』などがある。
祷キララ
2000年生まれ。大阪府出身。2009年、映画『堀川中立売』(柴田剛監督)でデビュー。以降主な作品に『左様なら』(石橋夕帆監督)、『サマーフィルムにのって』(松本壮史監督)、『やまぶき』(山﨑樹一郎監督)、『忌怪島/きかいじま』(清水崇監督)、『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(ytv)、『JKからやり直すシルバープラン』(TX)など。舞台の出演作は、『みみばしる』、ヨーロッパ企画『ギョエー!旧校舎の77不思議』、玉田企画『夏の砂の上』、『ヨン』などがある。
緒方晋〈The Stone Age〉
1972年生まれ。大阪府出身。1998年に大阪でThe Stone Ageの旗揚げメンバーとして参加。現在は休団中。2016年からは活動拠点を東京に移し2022年からは長野県に移住し2拠点生活をしながら活動中。近年の主な舞台出演作品に、庭劇団ペニノ『ダークマスター』『笑顔の砦』『虹む街』、劇団チョコレートケーキ『帰還不能点』『ブラウン管より愛をこめて-宇宙人と異邦人』などがある。iakuには『The last night recipe』以来の久々の出演。『ハイツブリが飛ぶのを』では関西現代演劇俳優賞受賞。
橋爪未萠里
1988年生まれ。兵庫県出身。神戸に生まれ、神戸で育つ。2007年に神戸を拠点とする劇団赤鬼に入団。劇団活動以外にも大阪ABCホール、吹田市メイシアター、神戸アートビレッジセンターの劇場プロデュース公演等々に出演。2018年に活動拠点を東京へ。近年の出演作品はパルコ・プロデュース『目頭を押さえた』、オフィスコットーネ改訂版『埒もなく汚れなく』などがある。iaku作品にはすでに10作品に出演。2023年10月6日より日本青年館ホールで上演される『多重露光』(脚本:横山拓也、演出:眞鍋卓嗣)への出演も控えている。
八頭司悠友
1997年生まれ。京都府出身。放映新社所属。俳優座養成所を経て、2020年まで劇団俳優座に在籍。『白いスケッチブック』で初舞台。主な出演に新国立劇場 開場25周年記念公演『レオポルトシュタット』、TVドラマ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』、映画『ラーゲリより愛を込めて』(瀬々敬久監督)などがある。
永滝元太郎
1973年生まれ。兵庫県出身。劇団M.O.P.(主宰:マキノノゾミ)に94年『青猫物語』より参加。解散までほとんどの作品に出演。穏やかな笑顔で、人を安心させる演技には定評があり、現在は舞台を中心に、映像作品にも活動の幅を広げる。近年の出演作としては、ドラマ『季節のない街』、『美しい彼』、映画『水曜日が消えた』(吉野耕平監督)、『泣いた赤鬼』(兼重淳監督)、舞台『閃光ばなし』、 Jr.5『徒然アルツハイマー』などがある。
※開演の60分前受付開始、30分前開場
※上演時間は約110分を予定しています。(確定後、SNSで発信します) 夜割一般前売5,000円、一般当日5,500円
舞台鑑賞サポートあり
アフタートークあり
発売日
9/21(木)世田谷パブリックシアター友の会先行
9/22(金)せたがやアーツカード先行
9/23(土)一般発売
料金〈全席指定〉
一般:前売 5,500円/当日 6,000円
世田谷パブリックシアター友の会割引:5,000円(前売のみ取扱)
せたがやアーツカード割引:5,200円(前売のみ取扱)
※「せたがやアーツカード」に要事前登録(世田谷区在住の方対象)
U-25(25歳以下):前売・当日共 2,200円
高校生以下:前売・当日共 1,100円
夜割:一般前売 5,000円/一般当日 5,500円
※「U-25」及び「高校生以下」は、いずれも公演当日の年齢。
当日年齢を確認できるものを提示
※未就学児入場不可
チケット取り扱い
世田谷パブリックシアターチケットセンター
Tel 03-5432-1515 (10:00〜19:00)
※発売初日は電話・オンラインのみ
https://setagaya-pt.jp/
※要事前登録・24時間受付
チケットぴあ(セブン-イレブン店舗)
https://w.pia.jp/t/iaku/
Pコード 東京:521-544
イープラス(ファミリーマート店舗)
https://eplus.jp/iaku/
ローソンチケット(ローソン、ミニストップ内Loppi)
https://l-tike.com/iaku/
Lコード:33349
演劇最強論-ing
http://www.engekisaikyoron.net/
(手数料無料)
付添者は1名まで無料。
観劇について不安なことは遠慮なく
お問い合わせください。
料金:一般料金より10%割引 ※全日程対象
車いすスペースを客席後方にご用意しています。
申込:Tel 03-5432-1515
(世田谷パブリックシアターチケットセンター)
上演台本の貸し出し(公演1週間前にデータを送付)。受付では筆談及び手話対応をいたします。11月29日(水)14時の回では、開演前に聴覚障害者の方に向けた事前解説を手話通訳付きで行います。書面でお渡しすることも可能です。
申込:11月28日までに info.iaku@gmail.com(iaku)
12月1日(金)14時の回では、開演前に事前解説を行います。(本編の音声ガイドはございません)また、前方席を確保いたします。
申込:11月28日までに Tel 080-9759-2383
info.iaku@gmail.com(iaku)
料金:2,200円 ※全日程対象
対象:生後6ヶ月以上9歳未満
※障害のあるお子様についてはご相談ください。
申込:ご希望日の3日前正午までに Tel 03-5432-1526
(世田谷パブリックシアター)
公演に関するお問合せ
iaku info.iaku@gmail.com
チケットに関するお問合せ
サンライズプロモーション東京
0570-00-3337(月~金・12:00~15:00)
※開演の45分前受付開始、30分前開場
※上演時間は約110分を予定しています。(確定後、SNSで発信します) 舞台鑑賞サポートあり
アフタートークあり
大阪市福島区福島1-1-30
06-6451-6573
MAP
阪神本線「福島駅」から徒歩5分
JR東西線「新福島駅」から徒歩5分
JR大阪環状線「福島駅」から徒歩7分
京阪中之島線「中之島駅」から徒歩7分
※駐車場はございませんので公共交通機関をご利用くださいますようお願いいたします
発売日
9/23(土)10:00〜
料金〈全席指定〉
一般:前売 4,400円/当日 5,000円
U-25(25歳以下):前売・当日共 2,200円
高校生以下:前売・当日共 1,100円
※「U-25」及び「高校生以下」は、いずれも公演当日の年齢。
当日年齢を確認できるものを提示
※未就学児入場不可
チケット取り扱い
チケットぴあ(セブン-イレブン店舗)
https://w.pia.jp/t/iaku/
Pコード 大阪:521-545
イープラス(ファミリーマート店舗)
https://eplus.jp/iaku/
ローソンチケット(ローソン、ミニストップ内Loppi)
https://l-tike.com/iaku/
Lコード:51751
演劇最強論-ing
http://www.engekisaikyoron.net/
(手数料無料)
付添者は1名まで無料。
観劇について不安なことは遠慮なく
お問い合わせください。
すべての回において、客席前方に車いすスペースをご用意いたします。
公演1週間前より上演台本のデータを貸し出しいたします。
受付では筆談および手話対応をいたします。
12月10日(日)13時の回では、開演前に聴覚障害者の方に向けた事前解説を手話付き通訳で行います。書面でお渡しすることも可能です。
12月9日(土)13時の回では、開演前に事前解説を行います。(本編の音声ガイドはございません) また、前方席を確保いたします。
Tel 080-9759-2383 Mail info.iaku@gmail.com
申込締切:12月6日(水)
公演に関するお問合せ
iaku info.iaku@gmail.com
チケットに関するお問合せ
サンライズプロモーション東京
0570-00-3337(月~金・12:00~15:00)
舞台美術 : 柴田隆弘
照明 : 葛西健一
音楽 : 山根美和子
音響 : 星野大輔
音響オペ : 今里愛(Sugar Sound)
衣裳 : 中西瑞美(ひなぎく)
造形 : 御厨阿未
演出助手 : 朝倉エリ
ドラマトゥルク : 上田一軒
舞台監督 : 青野守浩
宣伝 : 吉田プロモーション
宣伝美術 : 下元浩人(EIGHTYONE)
宣伝写真 : 井手勇貴
宣伝ヘアメイク : 田沢麻利子
映像収録 : 堀川高志(kutowans studio)
制作協力 : (株)ニベル、吉乃ルナ、中川拓也、
さとぐちゆい、三國谷花、姫野ねむり、小山裕暉、片山知音
舞台鑑賞サポートコーディネート : 舞台ナビLAMP
アソシエイトプロデューサー : 渡辺信也(TBSテレビ)
ラインプロデューサー : 笠原希
東京公演提携
公益財団法人せたがや文化財団/世田谷パブリックシアター
東京公演後援
世田谷区
主催
一般社団法人iaku
助成
文化庁文化芸術振興費補助金
(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援)
独立行政法人日本芸術文化振興会